4冠王者・朱里がメキシコ最大のメジャー団体・CMLLでの第1戦に挑んだ。

 対戦カードは朱里&エストレジータ&シルエタ組対アマポーラ&ダリス&ティファニー組。朱里はCMLL-REINAインターナショナル王座を腰に巻いての入場。アレナメヒコの長い花道では、ファンとハイタッチ、そしてテレビカメラにガッツポーズも作ってみせた。

 先発は朱里とアマポーラ。まさに20日のアレナメヒコでのCMLL-REINAインターナショナル王座戦を互いが意識しているかのようなスタートだ。飛びついてのコルバタへ。空中技には目の肥えたメキシコのファンも大歓声。ガッツポーズを決めると続けて背中へのローキックと現役キック王者の蹴りを初披露。“SYURI”という名をメキシコ、そして世界中に響かせた瞬間だった。

 結局、1対1の後、3本目、背後に回ったアマポーラが必殺のバッククラッカーを爆発させると、朱里は立ち上がることが出来ず。CMLL第1戦を黒星で終えた。

 試合後、アマポーラは「このベルトはもともと私のもの。そしてCMLL-REINAはメキシコのものだ。朱里、20日でこのベルトは返してもらう」とマイクアピール。一方の朱里もマイクを持ち、「ソイ

 カンペオナ(I

 am

 champion).

 ノス

 ベモス

 ドミンゴ(see

 you

 on

 sunday)」とスペイン語で言い返し、「アマポーラ、待ってろよ」と日本語でも応戦した。

 朱里は「メキシコのトップ団体であるCMLLのリングに上がれてとても光栄です。アマポーラは初めてあたりましたけど、やはり力が強かったです。でも20日は必ず防衛を果たして、この団体でもっともっと上を目指していきたいです」とコメントした。