新日本の蝶野正洋(44)が、全日本に流出しているIWGPベルトどりに意欲を見せた。新日本は7月31日、都内の事務所で会見を行い、今月31日の全日本両国大会で「同タイトル戦の開催を正式に許可した」ことを発表した。これを受けた蝶野が「(ベルトを取り戻すために)オレが行ってもいい」と、かつて「闘魂三銃士」としてともに戦った武藤敬司(45)との直接対決も辞さない構えを見せた。

 新日本では9日から「G1

 CLIMAX」シリーズを開催。同団体の至宝IGWPへの挑戦も、G1優勝者というのが本筋だ。しかし同シリーズには川田利明、吉江豊ら他団体選手も参戦。仮に新日本以外の選手が優勝した場合はベルト奪回がかなわなくなってしまう。これに対して武藤は「新日本の懐の深さに感謝している。挑戦者は新日本側に一任する」と話した。