WBA世界ライト級前王者小堀佑介(27=角海老宝石)が、階級ダウンも視野に入れて現役を続行することになった。10日までにジムの田中トレーナー、萩森マネジャーと3人で会談。「(2人とも)『もうお疲れさん』という雰囲気ではなく、協力してくれそうだった。もうひと花、咲かせたいと思った」と、決断の経緯を説明した。

 1月いっぱいは休養し、2月にも練習を再開する。目標は年内の世界戦で、1階級下のスーパーフェザー級に戻す可能性も口にした。「世界でやれるチャンスがあるなら、喜んで(階級を)落とします」。同級は日本タイトルを6度も防衛した本来の階級である上、もともと減量苦の少ないタイプ。ライト級で鍛えた強打は大きな武器となるだけに、今後が注目される。