<プロボクシング:日本スーパーライト級タイトルマッチ10回戦>◇4日◇後楽園ホール

 同級1位の小野寺洋介山(28=オサム)が王者木村登勇(のりお、31=横浜光)を3-0の判定で破り、王座を獲得した。2回にダウンを奪うなど、13度防衛の木村を圧倒した。

 176センチの長身を折り曲げ、小野寺が前に出た。2回に右フックでダウンを奪うと、その後も左右フックなどで優位に試合を進めた。リングネームは、かつて同ジムに所属した重量級ボクサー、西島洋介山にあやかったもの。ジムの渡辺会長から「心が素直。素質がある」と伸びしろを認められ、授かった。小野寺は「会長を男にしたかった」と誇らしげだった。