3日に行われる東日本新人王決勝(東京・後楽園ホール)の前日計量が2日、都内で行われた。5階級で決勝進出を決めている角海老宝石の5人は計量を一発でパスした。これまで同一ジムから複数階級での東日本新人王誕生はヨネクラと横浜光の4人が最多で、今回の5人全員が勝てば史上初となる。

 新記録達成へ向け、角海老宝石5人衆の先陣を切るのがミニマム級の鈴木翔(20)だ。計量後、鈴木はリラックスする4人を横目に「僕が負けたら(新記録は)なくなる。プレッシャーをかけられますね」と苦笑しつつ「自分が一番勝てるか分からないので僕が勝てばサクッといく。先手を取っていきたい」と力を込めた。角海老宝石にはプロライセンス保持者が約70人在籍し、豊富な練習量が快進撃を生んでいる。加藤トレーナーは「練習相手がいっぱいいるのが大きい。新記録のご褒美?

 なってから考えます」と自信を持って5人衆を送り出す構えだ。