<プロボクシング:IBFミニマム級タイトルマッチ>◇29日◇南アフリカ・ブラクパン

 元WBC、WBA暫定世界ミニマム級王者・高山勝成(27)が無念のドクターストップにより3団体目の世界王座獲得は成らなかった。21戦全勝15KOのIBF(国際ボクシング連盟=日本未公認)同級王者ヌコシナチ・ジョイ(28)に挑戦。3回に偶然のバッティングで右側頭部を負傷した高山は、続行不可能と判断され、規定により無効試合となった。不本意な形で試合が終わった高山は「残念。もっと続けたかった。勝ったわけでもないし、負けたわけでもないので、複雑な気分」。陣営がIBFに確認したところ、高山の指名挑戦権は継続保持。指名試合期限の9カ月以内に再戦がセットされる見通し。高山の通算戦績は24勝(10KO)4敗1無効試合。