WBCのダブル世界戦(日刊スポーツ新聞社後援)が4月6日、東京・大田区総合体育館で開催されることが13日、発表された。

 世界フライ級王者・八重樫東(30=大橋)が、同級8位オディロン・サレタ(28=メキシコ)と3度目の防衛戦に臨む。

 V3戦が決まった八重樫が、次のV4戦相手に軽量級最強打者「ロマゴン」を指名した。「強すぎて相手がいないようで。次勝ったら、ボクが挑戦を受けたい」と宣言。いきなり怪物退治に名乗りを上げた。

 ローマン・ゴンザレス(ニカラグア)はデビュー以来37連勝(31KO)で、3階級制覇へ向けて1月に同級1位にランクイン。前後して大橋会長から「次どうだ」と持ち掛けられた。八重樫は「誰が見ても強い。どうせなら、強い人間と戦いたい」と即決した。

 ロマゴンもノンタイトル戦で登場する。「今の自信は40%。やる時は挑戦者ですけど、追い込んでくれて成長できる。楽しみ」とも話した。その前に右強打のサレタをクリアが必須条件。「先を見ず、気を抜かず、しっかり次につなげたい」。決戦への思いは胸にしまい、V3戦に集中する。