元WBA世界スーパーフライ級王者・河野公平(33=ワタナベ)が所属ジムの黄金時代を築く決意を示した。26日の同級暫定王者デンカオセーン・カオウィチット(37=タイ)との正規王座決定戦(東京・後楽園ホール=日刊スポーツ後援)を控え、24日に都内で予備検診を受けた。同門のIBF世界ミニマム級10位・小野心(31=ワタナベ)が5月7日に同級王者・高山勝成(30=仲里)に挑戦することが発表され、河野は「(WBA世界スーパーフェザー級王者)内山さんと3人で世界王者になれたら最高。先にボクが王者にならないといけない」と言えば、検診会場で会見した小野も「自分も3人目の世界王者になる」と自覚を口にした。

 3人の世界王者が同時に誕生すれば、日本では史上4ジム目の快挙となる。渡辺均会長は「やるのは選手だけど、そうなったらうれしいね」と期待していた。