総合格闘家・石井慧(27)が29日、キックボクシングの試合への挑戦を明らかにした。23日のIGF2(両国国技館)でミルコ・クロコップ(39=クロアチア)に敗れた石井は、25日から都内のジムで練習を再開。「悔しさもあるが、手応えもつかめた。次に向かって頑張らないといけない」と話した。

 11月11日に北京で開催されるM-1グローバル大会に出場。その後、ジェロム・レバンナがフランスで開催するキックボクシングの大会に出場するという。「今は、打撃の経験を積むとき」と課題を見据えている。その後は、12月31日の「イノキボンバイエ2014」へ出場予定。そこでクロコップと再戦する可能性もある。

 総合格闘技に専念するため、米国柔道代表として16年のリオ五輪に出場する目標も一時封印。「(20年の)東京五輪に米国代表として出ます」と軌道修正することも明かした。