大相撲の関脇照ノ富士(23=伊勢ケ浜)が5日、東京・江東区の部屋で行われた「とっとりふるさと大使」の任命式に出席した。モンゴル出身だが、鳥取城北高に相撲留学したゆかりから白羽の矢が立った。同大使は44人目で、昨年12月には小結逸ノ城も就任している。鳥取の平井伸治県知事から「夏場所での活躍を期待しています」と激励されると「鳥取城北の良い思い出がいっぱいあって、今の自分がある。第2の故郷・鳥取をPRしていきたい」と満点の回答をした。

 朝稽古では29番の申し合いで23勝6敗。「番数もちょっと少ないからあんまり良くない」と、お疲れ気味の様子も、贈られた特産品の紅ズワイガニに「好きです。カニが(水揚げ量)1番ってことで」と目を輝かせた。