力と技のぶつかり合いは、経験豊富な業師に軍配に上がった。奇手・居反りを得意とする西序ノ口9枚目宇良(22=木瀬)が、ボディビル出身で同25枚目の朝山端(22)を肩すかしで下し5勝目を挙げた。
両者負けなしの4連勝同士。宇良は仕切り前から、相手の鋭い視線を感じていた。「気迫を感じ取ったので、ちょっと怖かったですね」。立ち合いはこれまで通りに低い体勢で当たったが、怪力の朝山端に押し込まれる。だが、ここからが業師だ。一瞬の隙を見て左を差すと、タイミングよく引いて土俵に転がした。「体が勝手に動くので、どうしようとかは考えてない」。相撲未経験の相手に、経験の差を見せつけた。
目標は5勝だったが、負け知らずで早々に達成した。それでも淡々と「いつもどおり。5勝したからうんぬんじゃなくて、1番を大切にしていきたい」と話す。優勝もちらついてきたが「(視野に)ないことはないですけど、気負わずにやりたい」。平常心で相撲を重ねた先に、結果が待っている。

