自己ワーストの39場所連続負け越し中の西序ノ口8枚目の森麗(38=大嶽)が今場所初勝利を挙げた。168センチの森麗に対し、22センチも高い西序ノ口22枚目の190センチ本多(15=錣山)との対戦。立ち合いから圧力をかけながら前へ前へと出て、押し出しで会心の勝利を収めた。初日から3連敗していたが、白星をつかんだ。

3敗目を喫した5日目の14日。好角家で講談師の神田伯山が序ノ口から観戦に訪れた。15日夜放送のTBSラジオ「問わず語りの神田伯山」でも森麗の一番を並々ならぬ思いで見ていたことを明かしていた。

伯山は午前9時すぎで、人もまばらな、たまり席に「お綺麗な人がいた。俺と同い年ぐらいで、白のスーツをピシッと着て」と美女を発見。「僕はかみさんがいるから妄想だと思って欲しいけど」と前置きした上で「命をかけて告白したら『ウン』と言ってくれるかな、と妄想して。森麗が勝ったらマジで全力で告白しよう、と脳内でなった」と必死の思いで応援した。

だが残念ながら、森麗は敗れた。「こんなに森麗の取組で勝てと思ったことはない。でも思い切り負けて『あー、告白できないじゃん!』」と失意?したという。

森麗は神田が観戦したことについて聞かれて「テレビで映っているのは見ました。でも序の口から見てもらっていたんですね」と驚いた様子。“愛の告白”のための白星は3日遅れとなったが「(勝ったら告白しようと)自分の取組をそんなに気にしてくれるなんて。うれしいです」と全力応援してもらったことに感謝していた。【広重竜太郎】