日本相撲協会は29日、名古屋場所(7月12日初日、愛知県体育館)の新番付を発表した。

 大関昇進を決めた照ノ富士(23=伊勢ケ浜)は新三役の兄弟子・宝富士(28)と愛知・瑞穂区内の部屋で会見し、テレビカメラ8台、約60人の報道陣を前に「もう大関なんで、横綱と優勝争いしないといけない。そこを目指して頑張りたい」と意気込みを語った。

 大関昇進後はイベントや取材で多忙な日々を送り、大阪・堺市での合宿中には蜂窩(ほうか)織炎のため稽古を3、4日休んだ。それでも「最後のほうは稽古やったんで。蜂窩織炎のときもトレーニングはやっていた。もう大丈夫です」と、完治したことを強調。師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)も「逆に、いい休養になったんじゃない」と心配はない様子で「優勝を目指してほしい」と期待した。