東前頭7枚目の妙義龍(30=境川)が、同5枚目の豪風(37=尾車)を破り、3勝目を挙げた。

 ここまで2敗と好調の相手に立ち合いから押し込まれながらも、攻め返して押し出した。元三役常連の実力者も、ここまで苦しい相撲が続いてたが、この日はバランスをやや崩しながらも白星をもぎとった。

 「なかなか考えてることと、相撲がかみあってないので、手を出して行こうと思った。勝てへんから考えてしまうけど、この一番は大きいですよ」。終盤戦へ、流れを変えるきっかけの白星にしたいところだ。