AKB48が、次期NHK連続テレビ小説「あさが来た」(来月28日スタート)の主題歌を担当することになり、18日、同局で会見が行われた。

 曲名は「365日の紙飛行機」で、NMB48とAKB48を兼任する山本彩(22)がAKB48の曲で初めてセンターを務める。山本は「48グループで主題歌が初めての機会に、センターをやらせていただくのは、光栄だと思っています。(ドラマが)大阪で制作されているということで、関西でも愛されるように頑張っていきたい」と話した。

 会見には、高橋みなみ(24)渡辺麻友(21)柏木由紀(24)横山由依(22)も出席した。柏木は、小学生時代に「ちゅらさん」を見ていたといい、「給食の時に再放送で見ていて、Kiroro(キロロ)さんの『Best Friend(ベストフレンド)』を学校で歌っていた。今回も皆さんに愛される曲になったらと思います」。横山は「朝ドラのヒロインにいつかなりたい」と女優としての夢も明かした。

 高橋は、山本の初センターについて「AKB48の選抜でもなかなか自分を出せない部分もありましたけど、それは卒業していただいて、全面に自分の実力を発揮してほしい」。柏木は「(波瑠が演じる)ヒロインのおてんばなところ、ひたむきなところは、さや姉(=山本)とかぶる。今回をきっかけに、本来の姿を見ていただけたら」と期待を寄せた。

 山本は「主人公の人間性が表れている作品だと思う。歌詞にもあるけど、必ず新しい朝が来るんだという気持ちが込められてる。心のよりどころになるような、ふっと気持ちが軽くなるような楽曲。自分なりにかみくだいて、解釈していただければと思います」と意気込んだ。

 渡辺は、山本の歌声を絶賛した。「さや姉は、歌がすごく上手で、曲が流れてさや姉の歌声を聞くと、AKB48とは分からないというくらいポテンシャルが高い。新しい層の方にもAKB48に興味を持っていただいたらうれしいです」と話した。

 秋元康総合プロデューサーもコメントを寄せた。「今回主題歌を歌わせていただき、とても光栄に思っております。ドラマのプロデューサーとの話の中で、山本彩の成長ぶりが話題になりました。僕の中でも『いつ、山本彩をセンターにする曲を作ろうかな。いつがいいかな』というのがずっとテーマでした。そして、ドラマの内容と考え合わせて、今回がいい機会だと考えました。さまざまな方が、さまざまな時にふっと口ずさんでいただけたらと願っています」。

 同曲の選抜メンバーは、山本、高橋、渡辺麻、柏木、横山、入山杏奈、加藤玲奈、木崎ゆりあ、北原里英、小嶋陽菜、島崎遥香、SKE48松井珠理奈、NMB48渡辺美優紀、HKT48兒玉遥、指原莉乃、宮脇咲良の16人。