SKE48山下ゆかり(20)が15日、名古屋のSKE48劇場で卒業公演に出演し、芸能界引退を発表した。公演で担当したソロ曲「虫のバラード」を歌い上げると「歌手になりたいとか、いろんな夢があります。私が次に何をするか、気になるでしょう? 言いますね。普通にお仕事をするんです」と明かした。

 言葉を失うファンを見ると、「がっかりさせてしまいましたか?」と涙を流した。ステージに立つことで、自分たちを支える裏方の仕事に興味を持つようになったといい、「今度は支える側になって恩返ししたい」と理由を明かした。「普通の子に戻りますが、これからもSKE48の応援をよろしくお願いします」と頭を下げると、ファンから「頑張れよ」とエールを受けていた。

 12日に20歳になった山下のために、メンバーはサプライズで生誕セレモニーを開催した。10年にデビューし、6度目の生誕祭を迎えた山下は「15歳の誕生日の生誕祭のとき、『ありがとうございました』しか言えなかった。これからは、いい大人になりたいと思っています。20歳になるし、SKEを卒業して自由になることも多いので、自分の行動に責任を持った20歳になります」と宣言した。

 最後はギターを弾きながら、AKB48の「GIVE ME FIVE!」をメンバーと熱唱した。