NHKは4日、都内の同局で、28年度前期の連続テレビ小説の制作・主演発表会見を行い、河合優実(25)が初主演し、歌人の斎藤茂吉の妻をモチーフとした「ほんのモキチ」がタイトルと発表した。

宮藤官九郎が「あまちゃん」(13年)以来、15年ぶりに連続テレビ小説の脚本を担当する。大正から昭和にかけて活躍した日本を代表する歌人の妻で、〝悪妻〟と呼ばれながらも自身を貫き、晩年にはエベレスト登山や世界108カ国を旅して〝痛快ばあさん〟としても名をはせた斎藤輝子(1895-1984)の人生を描く。

会見に登壇した河合は「本当に特別な作品だと思うので、NHKの朝ドラは」と意欲を高ぶらせ「本当にスケールの大きなもの。その中心に立たせていただける。お話を聞いた時に心臓がバクバクして。そういう魔力があると思います。今は覚悟が決まりました」と語った。演じる役については「波乱の人生を歩んできた。『事実は小説よりも奇なり』といいますが、盛る必要がない方」と語った。河合は朝ドラは「あんぱん」に出演。宮藤作品はTBS系「不適切にもほどがある!」(24年)に出演している。

連続テレビ小説は、現在放送されている26年度前期が、見上愛&上坂樹里ダブル主演の「風、薫る」。26年度後期が、石橋静河主演の「ブラッサム」、27年度前期が森田望智(みさと)主演、お笑い芸人のバカリズムが脚本を手掛けることでも話題の「巡(まわ)るスワン」となることまで発表されていた。27年度後期を飛び越えて、先に28年前期の主演、作者、作品名を発表するという、異例の展開となった。同局は「順番が前後しますが、決まった方から発表させていただきました」と説明した。