今月12日にメジャーデビューするNGT48の中井りか(19)高倉萌香(15)荻野由佳(18)清司麗菜(15)日下部愛菜(15)が10日、東京・築地の日刊スポーツ本社を訪れ、デビューシングル「青春時計」をPRした。

 センターを務める中井は「新潟の方々をはじめ、いろんな方に支えられて今までやってきました。『青春時計』のミュージックビデオ(MV)は、人のつながりをテーマにしているので、NGT48をきっかけに、いろんな人がつながるような温かいシングルになれたらいいなと思います」と話した。高倉も「カップリングにもいい曲が詰まったシングルになりました。衣装もかわいいですし、そこにも注目して見てほしい」。

 同曲は選抜メンバーとしてNGT48のチームN3メンバー16人が歌う。カップリング曲には、今年3月いっぱいで卒業した水沢彩佳(22)を含めた研究生10人で歌う「下の名で呼べたのは…」など計5曲が収録されている。日下部は「今までのAKB48グループにない曲が多いですし、NGT48らしさを知ってもらえると思います。私はダンス選抜として『純情よろしく』という曲も入っていて、気合を入れた曲なので、注目してくれたらうれしいです」とアピール。清司も「全ての曲がいい曲で、1つ1つに深い意味があるので、そこを感じてほしい。シングルにはメンバー1人1人で撮った特典映像もついています。私はNGT史上初の“あること”をしたので、注目していただきたいです」と笑顔を見せた。

 今月8日から大阪や名古屋など、全国16都市にメンバーが散らばり、CDショップやショッピングモールなどでPRイベントや握手会を行っている。発売日の12日には全員が本拠地の新潟に集結し、ミニライブと握手会を開催する。荻野は「私は握手会が大好きなので、楽しんでいただけるようにしますので、遊びにきていただけたらうれしいです」と話した。

 NGT48はデビュー以来、多くの地元企業とタイアップを結び、CMや広告に出演してきた。お披露目1周年記念イベントや劇場オープン日などの節目では必ず新潟でイベントを開催し、デビュー日となる12日のイベントも、結成後初お披露目の場となった新潟市のみなとぴあで行うなど、地域密着の姿勢を強く押し出してきた。荻野は「NGT48は圧倒的に地元密着型。そこでまず話題をつくりたい。PRで訪れた地方では、『NGTってどこなの』って言われることもありました。まだまだ知名度的が低いけど、NGTイコール新潟という印象をつけていきたいと思います」。

 中井は「まずは気になってもらうところから始めないといけない。気になってもらって、そこから名前を知ってもらう流れをつくるのがこのPR活動の目的だと思うので、まずは25人全員を知ってもらえるように頑張ります」と力強く語った。