AKB48に新たに5番目のチーム「チーム8」が誕生することが23日、発表された。従来の研究生から昇格する正規メンバーで構成するのではなく、全国47都道府県でのオーディションで“おらが町のアイドル”を選び、結成する。壮大な全国AKB48化計画には、世界的大企業トヨタ自動車がスポンサーに就くことも決まった。

 チーム8全国一斉オーディションは、各県の地元テレビ局がそれぞれ主催し、今日24日から来月23日まで応募者を募る。各県1人ずつの合格者を選び、3月下旬には新チームを結成。5月ごろからは本格始動させるという。

 従来のAKBとは全く違う活動になる。高橋みなみ所属のチームA、大島優子キャプテンのチームKなどは、「会いに行けるアイドル」として、東京・秋葉原の収容250人のAKB48劇場で毎日ライブをしてきた。ただ、人気がブレークしてからは、観戦券購入の倍率が高騰して、会いに行きづらい状態に変わってしまった。チーム8は、自ら全国のファンに出向く新しい形「会いに行くアイドル」にしていく。

 AKB48グループの総監督を務める高橋は「AKBの輪が全国に広がっていければいいな」と、大島は「全国の精鋭が集まるということなので、日本が盛り上がるんじゃないでしょうか」と期待した。