AKB48の派生ユニット、渡り廊下走り隊7が、クリスマスに解散することが13日、分かった。12月25日にベストアルバム(タイトル未定)発売して、約5年の活動に終止符を打つ。レコード会社ポニーキャニオンは、理由は明かさなかったが、日刊スポーツの取材によると、メンバー間の不仲による急転直下の解散であることが判明した。

 ついにAKB48から初めて解散ユニットが出る。渡り廊下走り隊7だ。CDデビューしたユニットは、高橋みなみらのノースリーブス、大島優子らのNot

 yet、柏木由紀らのフレンチ・キス、宮沢佐江らのDiVAなどもある。しかし、渡辺麻友(19)らの渡り廊下走り隊7は、デビュー時は平均年齢15歳だった最も若いユニットだけに、衝撃だ。

 最後のベストアルバムは、超コンプリート盤には全46曲にプロモーションビデオが収録され、通常盤も23曲収録という豪華さだ。昨年2月にAKB48からの離脱と同時に活動を辞退していた平嶋夏海(21)も再合流し、7人でレコーディングした。

 渡辺は「自分が自分らしくいられて楽しい場所。メンバーが変わったことなども含め(笑い)、たくさん成長できた場所でした。ワロタ(渡り廊下走り隊7)のこと、忘れないでください!!」。現在はHKT48の多田愛佳(18)も「私の青春。いろいろあって(TBS系)『金スマ』で、ユニットの真実を明かしたい(笑い)」と明るくコメントした。

 しかし、唐突な解散には疑問が残る。独自取材を進めると、まさかの不仲が判明した。ある関係者は「急な解散は、メンバー間のもめごとが原因。再結集したところ、今後の方向性で意見が合わず、もめてしまった。それぞれが各方面で独り立ちする今、同じ目標に進むことは困難になった」と話す。ユニットを妹系のかわいい魅力でプロデュースしていた秋元康氏も「それなら仕方ない」と、しぶしぶ解散を認めたようだ。

 衝突したメンバーは、デビュー当初、ライバル関係だった渡辺と多田か…。1度離脱した平嶋と、その補充で加入した浦野一美(28)か…。はたまたインドネシアのJKT48に移籍した仲川遥香(21)が脱退を申し出たのか…。いずれにせよ、不穏な影を落とす解散であることは、間違いない。