優れたテレビドラマなどに贈られる第23回橋田賞の表彰式が10日、都内で行われた。

 橋田賞を受賞したテレビ朝日「ドクターX~外科医・大門未知子」を代表して出席した西田敏行は「大門未知子は人生の修羅場を迎えておりまして、ここには参っておりませんが、この喜びを素直に彼女に伝えたいと思います」とスピーチ。離婚騒動の渦中にある主演米倉涼子に代わり、ユーモアで会場を和ませた。

 「ドクターX」は、橋田寿賀子氏がTBS「渡る世間は鬼ばかり」で長くけん引してきた木曜9時の時間帯から出たヒット作。橋田氏は、「『失敗しないので』とか『いたしません』とか、私も言ってみたいと思って、あこがれて見ていました」と祝福した。また「テレビドラマを書いていた時はみんな敵だと思って見ていたが、書かなくなってから見なくなった。そんな中で、『ドクターX』は楽しみに見ていた作品」と話した。