フランス文化省が選定する「在ローマ・フランスアカデミー滞在者」(通称・ローマ賞)に、作曲家の酒井健治さん(37)が選ばれたことが、26日までに分かった。

 所属事務所によると、若手芸術家の国際的登竜門とされる権威ある奨学金制度で、受賞者はローマのメディチ荘に1年間滞在して創作活動を行う。

 酒井さんは大阪府出身で兵庫県育ち。京都市立芸術大を卒業し、2012年にベルギーのエリザベート王妃国際音楽コンクール作曲部門でグランプリを受賞している。

 同賞は、前身の賞が17世紀に創設され、1968年に一時廃止されたが、その後いまの形で復活した。