Mr.Childrenが4日、さいたまスーパーアリーナで、全国ツアー千秋楽公演を開催した。

 序盤で、ボーカル桜井和寿(45)は「今日は特別な日です。僕たちのアルバムのリリース日。そして何より、ツアーの最終日です。昨日はあまり眠れなかったんです。緊張なのか、楽しみなのか、もしかしたらツアーが終わる寂しさなのかもしれません」とあいさつ。「このライブが終わったら、竜宮城から帰ってきた浦島太郎のように、10歳、15歳くらいは年を取ってもいいと思っています。全身全霊で頑張ります。目いっぱい楽しんでいってください!」と叫ぶと、ファン1万8500人から大歓声を浴びた。

 アンコールでは、「今日は楽しかったツアーの最終日だから、特別に聞いてほしい曲があります。何かが終われば、何かが始まる。そういう曲です」と前振りし、この日発売のアルバム「REFLECTION」収録曲で、映画「バケモノの子」(7月11日公開)の主題歌「Starting Over」を初披露。「口笛」「エソラ」「旅人」など、23曲を歌った。

 今年3月から開催されている同ツアーでは、メンバーからの「新しい曲を聞くワクワク感をもっと味わってほしい」という意向から、発売前のアルバム収録曲を先に披露するグループ史上初のスタイルを採用した。全国10カ所20公演で、計25万人を動員した。