小栗旬(43)の主演映画「バッド・ルーテナント:トウキョウ」(三池崇史監督)公開記念舞台あいさつが25日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた。三池崇史監督(66)は、米ハリウッドで最も勢いのある新進気鋭のスタジオNEONとの共同製作の今作で主演し、07年の監督作「クローズZERO」でもタッグを組んだ小栗を「大物になった」と評した。
三池監督はトークの中で「小栗さんを代表にして、何本か…結構、若い頃ですね。小栗さんだけじゃなく、俺も若かった。あっという間に時間が過ぎて、成長しているというか、大物になっているなと」と小栗を評した。その上で「俺だけが変わらない感じが、寂しい。もう、じじいですけど頑張らなきゃなと。勇気を与えてくれる」と続けた。
小栗は劇中で、汚職のうわさが絶えず、酒、クスリ、賭博、暴力に溺れながら、自らの破滅へ突き進むかのように生きる元警視庁・組織犯罪対策部の刑事・矢吹恭二を演じた。三池監督の言葉を聞き「うれしいです、三池さんと仕事ができるのは、しごく楽しいですし、大尊敬している監督なので」と喜んだ。
今作は、9月のトロント映画祭(カナダ)のスペシャル・プレゼンテーション部門に出品。シッチェス・カタロニア映画祭(スペイン)、ストックホルム映画祭(スウェーデン)、リスボン映画祭(ポルトガル)への出品のほか米国、英国をはじめ世界17の国と地域で公開が決定している。三池監督は「米国の配給が決まったと言うより、そもそも前提として米国を中心とした作品。日本は幸いにも、すばらしい日本テレビ放送網さまのお力と資金力を得まして、無事、完成にこぎ着けた」と日本テレビに感謝。「米国でも早く公開される日が来れば」と期待した。小栗も「どうですかね? 本来は米国の方が先に公開されるはずだったんですよ。それが公開しないまま、日本が公開しちゃったので、おやおや…というのが先にあるんですけど」と率直な思いを語った。
この日は、石塚満役の間宮祥太朗(33)、児童養護施設の園長・上之園幸子役の西野七瀬(32)、一匹狼の売人・影山翔一役の野村周平(32)、亜矢子役の向里祐香(36)も登壇。
◆「バッド・ルーテナント:トウキョウ」東京でヤクザを狙った連続猟奇殺人事件が発生も、裏社会に渦巻く利権と複雑な人間関係が、捜査を阻んでいた。新たに事件の担当を命じられた、元組対(警視庁・組織犯罪対策部)の刑事・矢吹恭二は、汚職のうわさが絶えず、酒、クスリ、賭博、暴力に溺れながら、自らの破滅へ突き進むかのように生きる男で、刑事でありながら法を信じない。着任早々、遺体に残された入れ墨を手がかりに身元を割り出し容疑者・石塚満(間宮祥太朗)にたどり着く。そんな矢吹の前に、次期大統領の娘の行方を追って来日したFBI捜査官・グエンが現れる。グエンが追う失踪事件と、東京で起きた連続殺人…無関係に見えた2つの事件は、やがて街の最深部で複雑に絡み合っていく。



