第28回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞(日刊スポーツ新聞社主催、石原プロモーション)のノミネートが25日、決定した。最多は「海街diary」「天空の蜂」「日本のいちばん長い日」の6ノミネート。

 「海街diary」は、作品賞、監督賞(是枝裕和)、主演女優賞(綾瀬はるか)、助演女優賞(長沢まさみ、夏帆)、新人賞(広瀬すず)の5部門で6つ。「天空の蜂」は作品賞、監督賞(堤幸彦)、主演男優賞(江口洋介)、助演男優賞(本木雅弘、綾野剛)、石原裕次郎賞の5部門で6つ。そして「日本のいちばん長い日」は、作品賞、監督賞(原田真人)、主演男優賞(役所広司)、助演男優賞(本木雅弘、松坂桃李)、石原裕次郎賞の5部門で6つのノミネートとなった。

 ノミネートは選考委員17人の候補選出投票で決定した。受賞作と受賞者は、今月開かれる選考会で決定し、12月上旬に紙面発表を行う。授賞式は同28日、東京・紀尾井町のホテルニューオータニで行う。

 ◆「石原裕次郎賞」 石原裕次郎さんの遺志を引き継ぎ、石原プロモーションの全面協力で日刊スポーツ映画大賞に併設。興行的にヒットした作品や完成度が高い娯楽作品に贈られる。賞金300万円。選考会では「石原裕次郎新人賞」も議論される。裕次郎さんをほうふつとさせる将来性豊かな、映画デビュー5年以内の新人に贈られる。賞金100万円。選出へのハードルは高く、過去27回で受賞者は13人。