昨年3月に亡くなった桂米朝さん(享年89)の得意ネタを舞台化した追善芝居「地獄八景亡者戯(じごくばっけいもうじゃのたわむれ)」の大阪松竹座公演に12日、長男の桂米団治(57)らがゲスト出演した。

 同公演では、日替わりで米朝さんとゆかりのあるゲストを招き、思い出話を展開。自らも「地獄-」を持ちネタとする米団治は「お父さんに会いに来ました!」。拍手を浴び、兄弟子の故桂枝雀さんと親交があった縁から、米朝事務所の株を持つ米国人タレントでエッセイストのイーデス・ハンソンとともにトークを繰り広げた。

 米団治は、ハンソンに「和歌山県に住んでいるとのことですが、国籍は日本なんですか」と問いかけ、これにハンソンは「国籍はアメリカ。日本国籍は持っていない。もう、自分でも何人か分からない。私、何人? “美人”やろ?」と、ひとりボケつっこみでわかせていた。

 公演は同所で22日まで。