Snow Man目黒蓮(27)が、7月スタートのフジテレビ系連続ドラマ「海のはじまり」(月曜午後9時)に主演することが分かった。

出演作が立て続けに注目を浴びる令和のトップアイドルが、数々の先輩俳優が歴史を紡いできた「月9」枠の初主演を果たし、父親役に初挑戦する。

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目黒は、都内の印刷会社で働く月岡夏(つきおか・なつ)を演じる。大学時代に付き合っていた南雲水季(なぐも・みずき)から2年の冬に突然別れを切り出される。就職して新しい人生を歩んでいたが、別れてから7年間1度も会うことがなかった水季が亡くなっていたことを伝えられる。葬式で会った泉谷星奈(6)演じる海という少女が、実は夏と水季の子供だと知る。親子の愛をテーマにした完全オリジナル作品だ。

22年10月期に同局系で放送された人気ドラマ「silent」で脚本を担当した生方美久氏、監督の風間太樹氏、プロデューサーの村瀬健氏が再集結した。同作で中途失聴者の佐倉想を演じ大きな話題となった目黒も、「やはり製作チームが僕のことを熟知していただいているということもあって、僕自身、自然と共感できる役柄だなと感じました」と感謝した。

22歳だった20年1月にSnow Manとしてデビューし、今や超人気の目黒だが、10年の芸能界入り後ジュニアとして10年近くの下積みも経験した。初の月9主演が決まり「20歳の時、この仕事を続けるかどうか迷っていた時期に、かなうわけがないけど憧れのことを書く夢ノートに、自分自身を奮い立たせるために半ば無理やり『月9の主演をしたい』と書いた日を思い出しました。本当に夢のような気持ちです」と感慨深げに喜んだ。

木村拓哉(51)ら所属事務所の先輩はじめ、多くの名だたる俳優が飾った月9主演の歴史に名を刻む。「たくさんの役者の皆さんが作り上げてきた月9は、やはり特別なものを感じます」と話し、「ドラマを作る全ての皆さんの思いや挑戦の一部に選ばれたということなので、その思いを正解にしたいという気持ちと、とにかく自分らしく、見てくださる皆さんの心を動かせるお芝居を全うしたいです」と意気込んだ。