歌手杉山清貴(56)が23日、東京・日比谷野外大音楽堂で、ソロデビュー30周年を記念したコンサートを行った。

 86年のソロデビュー曲「さよならのオーシャン」でオープニングを飾り、2700人のファンをどよめかせた。ほかにも「BOYS OF ETERNITY」や「ふたりの夏物語」さらに、7月6日に発売する2年ぶりのアルバム「OCEAN」に収録される新曲「Sunset Lanai Bar」などを披露。来月に迫った30周年を振り返るように、23曲を歌った。

 今年はデビュー30周年を迎える歌手が多い。「僕はソロ30周年。みなさんも誰の30周年を祝うかという感じでしょうけど…ぜひよろしくお願いします」と笑いを誘った。

 日比谷野音は、毎年8月に行うのが恒例だったが、今年は4月になった。「諸事情ございまして…。詳しくは語りませんが(笑い)。でも、この時期の野音もいいもんじゃないかと思う。みなさん、まさか短パンや水着で来てないですよね?」と場内を見回していた。

 会場には熊本地震の募金箱を設置した。「思いがけず九州、熊本で大変な地震があった。今日も熊本の八代から、友達が大変な中、来てくれた。募金箱を設置しましたので、みなさんの小さい愛をお願いします」と、ファンに募金を呼び掛けた。