新潟発の女性アイドル3人組Negicco(ねぎっこ)が6日、山梨・甲府市の甲府CONVICTIONで全国ツアー最終公演を行った。

 「光のシュプール」や最新シングル「矛盾、はじめました。」など18曲を熱唱し、9都市を回ったツアーを締めくくった。

 山梨公演は当初、4月2日に行われる予定だったが、3人中2人が体調不良で倒れたため順延され、結果的に千秋楽公演になった。Kaede(24)も「1カ月たつんですけど、甲府に来ました!」と地元ファンにあいさつ。リーダーNao☆(28)は「申し訳ございませんでした」と頭を下げ、おわびとばかりに「準備はいいか? 気合だ! 気合だ! 気合だ!」と、ハイテンションでファンをあおった。

 ライブでは、ツアー恒例となったグッズをPRする寸劇を披露した。Nao☆が繰り広げるアドリブでのグッズ紹介に、Megu(26)Kaede(24)が演技で、バンドが演奏で食い下がると、ファンは大盛り上がりだった。

 グループにとって結成13年目で2度目の全国ツアーは、2月に地元新潟でスタートした。「The Music Band of Negicco」のタイトルで、「NEGiBAND(ネギバンド)」と呼ばれるバンドの生演奏をバックに歌った。7月30日の東京・NHKホール公演へ、歌唱スキルを磨く試金石にもなり、Meguは「まだまだなところは反省して、勉強して、NHKホールを楽しく、すてきなものにしていきたい」と語った。

 NHKホールは、結成直後の04年、NHK「ポップジャム」で初めて立った思い入れのある舞台。Nao☆も「今日からNHKホールに向けて頑張ります。NHKホールは、自分たちにとって大切な場所。ネギライト(ネギ色のペンライト)で埋まった景色を見られるように頑張る」と気合を入れていた。