高橋みなみ(25)が1日、東京・立大池袋キャンパスで行われた「リーダーシップ講演会」に出席した。

 昨年12月に発売した著書「リーダー論」(講談社AKB48新書)が累計12万部を超えるロングセラーを続ける。この日も、今年4月のAKB48卒業まで、総監督として300人を超えるグループを引っ張ってきたリーダーとしての持論を、立大舘野泰一助教授とともに、約550人の学生を前に展開した。

 講義では、リーダーシップを身につける方法や、リーダーの役割の引継ぎ、任せ方などについて話した。個性あふれる大人数のメンバーを率いてきた高橋だが、大切にしていたのはメンバーとの距離感だといい「個性をつぶしてもしょうがない。温度差は人によって必ず出てきてしまうけど、個性を生かしてあげることがチームとしての強みにもなる」と話し、学生もうなずいていた。

 学生からの質問を受け付けると、「高橋さんのファンです」「乃木坂46のファンです」「NMB48の上枝恵美加さん推しです」と、マジメな質問の前に、古巣の応援を耳にした高橋は、講義後に「48グループも、乃木坂さんも、熱を持って応援してくれているのを知って、私はグループを離れましたけど、うれしかったです」と笑顔を見せた。

 この日は、キャンパス内も見学した。「(校舎は)きれいだし、おしゃれだし…。大学生はキラキラしていますね」。理想のキャンパスライフについては「透明のボックスを小脇に挟みながら、カフェでお茶しながら次の授業まで時間を過ごす感じとか…。あとは部活とかサークルのマネジャーをやってみたい! バスケ部がいいですね。室内だから日焼けもしないし…」と妄想をふくらませた。

 自身は、14歳でAKB48に加入し、学生時代の多くをAKB48で過ごしてきた。「キャンパスライフを送れなかったのは少し悔しい気持ちもありますし、人生の中では、足りていなかった部分なので取り返したい」。それでも活動を通じて「人生経験はたくさんできた」と話し、卒業後も充実しているという。今年5月には、15歳年上会社員との交際が報じられたが、恋愛もAKB48時代は禁止されており「ゆっくりゆっくり、時計の針を動かしていければ」と話した。