NHK大河ドラマ「真田丸」(NHK総合午後8時)の17日の平均視聴率が、17・0%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)だったことが19日わかった。

 前回10日の平均視聴率は参院選開票特番で放送時間が通常より早まり、15・1%だった。

 17日の回は、豊臣秀吉(小日向文世)のおいの秀次(新納慎也)の悲劇を描いた。関白となったものの秀吉と茶々(竹内結子)との間に世継ぎの「拾(ひろい)」が生まれたことから、次第に精神的に追い詰められる。

 聚楽第を抜けだし、さらには高野山へ。秀吉は表向き、「謀反の疑い」で1カ月の蟄居という形にして、その後に嫌疑が晴れたことにしようとする。だが、追い詰められた秀次は自害して果てる。

 秀吉は激怒し、秀次の妻や子まですべて処刑する。栄華を極めた聚楽第も取り壊すことにする。

 信繁(堺雅人)は、聚楽第の隠し部屋に秀次の娘を見つけた。信繁は大谷刑部(片岡愛之助)の娘春(松岡茉優)との縁談を受け、同時に秀次の娘を「側室にしたい」として、秀吉の許しを受ける。一方で、呂宋助左衛門(るそん・すけざえもん=松本幸四郎)に頼んで、秀次の娘を海外に逃がすのだった、という回だった。