歌手和田アキ子(66)が20日、ニッポン放送の「土屋礼央 レオなるど」にゲスト出演して、大橋巨泉さんとの爆笑の思い出を明かした。パーソナリティーの土屋に話を振られると「朝7時に起きてて、ニュースで知りました。ガンを患っていらっしゃる割に、お会いするとお元気だったので、驚きました」と切り出した。

 TBS系「クイズダービー」の回答者で、川柳のお題に「人口は1億、チンコは1個」と答えたら「巨泉さんが、ものすごくウケて、褒めてくださったんです」。

 また、アッコがビートたけし(69)を「たけちゃん」と呼ぶようになったのは、巨泉さんの命令だったことも明かした。アッコは、芸歴で若いたけしを「たけし」と呼び捨てにしていた。しかし、ある日「私とたけちゃんと巨泉さんの3人で、すっぽんを食べて、カラオケしに行ったの。その時に巨泉さんから『おい、アコ。年上なんだから、呼び捨てはダメだろ。オレだってたけちゃんって呼んでるんだから、たけちゃんにしろ!』と怒られて、私は『分かりました。これからたけちゃんと呼びます。これでいいだろ、たけし!』って応えたら、『バカヤロー、全然分かってねぇじゃねぇか!』ってね」と、知られざる秘話を明かした。

 巨泉さんの自宅に行った時も「家の中も外も禁煙だって言うから、『じゃあ、帰ります』って私が行ったら、また『バカヤロー、今来たばっかりじゃねぇか』って。バカヤローが口癖だったけれど、実はすべてを分かって言っていらっしゃった」。

 アッコのラジオ「ゴッドアフタヌーンアッコのいいかげんに1000回」に、ゲスト出演してもらった時も「病気と闘っていらっしゃる時なのに『芸能界ばっかじゃ食っていけねぇ。好きなことやって楽しく稼ぐんだよ、ゲホゲホ』って、すべてに豪快でした。音楽も競馬もマージャンも、すべてに博学でした」と振り返った。

 「巨泉さんのメガネは、度もガラスも入ってなくてね、長くてカールのかかったまつげがかわいかったの。それを褒めたら『ヘッヘッヘ』ってうれしそうでした」と、とっておきの思い出が盛りだくさんだった。