連載40年、発行部数4000万に人気少女漫画をもとにしたミュージカル「王家の紋章」(27日まで)が5日、東京・帝国劇場で初日を迎えた。

 古代エジプトにタイムスリップしたキャロルとメンフィス王の恋を描いた作品で、主演の浦井健治(34)は「感無量です。原作の細川智栄子あんど芙~みんさんが客席で白いハンカチを出して涙をふいた姿を見て、大感激しました」。キャロルはダブルキャストで、初日登場の新妻聖子(35)は「この漫画の大ファン、マニアなので、この世界に生きられて幸せです。全国から集った王族(『王家の紋章』ファンのこと)の感想を聞きたい」。6日が初日となる元SKEの宮沢佐江(25)は「帝劇に立てること、キャロルをやれること、夢みたいです。SKEを退団して初めての舞台なので、(初日が)終わったら泣いてしまうかも」と話した。