新潟発の女性アイドル3人組Negicco(ねぎっこ)が20日、埼玉・所沢市の所沢航空記念公園で、音楽イベント「NEGi FES(ネギフェス)」を開催した。グループにゆかりのアーティストを招待し、コラボなどで交流するイベントで、今年はアイドルネッサンス(アイルネ)、土岐麻子、堂島孝平が出演した。夏の音楽フェス形式で開催するのは昨年に続き2度目だが、リーダーNao☆(28)は「日本の5大フェス(の1つ)ですよ、皆さん!」と根拠なく言い切り、ファンのテンションをあおった。

 1番手のアイルネは、8人が衣装に青い法被を羽織って登場した。背中には「NegiccoさんLOVE」と書かれており、招待された喜びを表現。ねぎっことは「ネガティヴ・ガールズ!」で共演した。土岐は「矛盾、はじめました。」、堂島は「SNSをぶっとばせ」と、それぞれ自ら作詞し、ねぎっこに提供した曲を披露した。土岐のファンでもあるMegu(27)は、土岐の歌声にうっとり。「来たかいがあったでしょう? みなさんにも聞いていただきたかった」とうれしそうだった。

 この日は降ったりやんだりの忙しい天気だった。土岐は「3人の日ごろの行いが良かったから晴れた」とねぎっこを持ち上げたが、次の瞬間には豪雨となり、「私が雨女でした」と苦笑いした。

 トリで登場したねぎっこは、「トリプル! WONDERLAND」やアルバム曲「江南宵唄」などを披露。「圧倒的なスタイル」では、アイルネと肩を組んでラインダンスで盛り上がった。

 客席後方には、新潟の名物や料理の販売ブースが設けられ、Nao☆が前日に自ら作った顔出しパネルも置かれた。Meguが「『欲しい』と言ったら、お金がかかると言われた」と明かすと、Nao☆は「しょぼいかもしれないけど、汗と涙がにじんでるんです」とファンにアピールした。ステージの合間には、ファンが記念撮影するなど、手作り感あふれるイベントとなり、Nao☆は「毎年できるように、『ネギフェスに出たい』と言われるように、これからも頑張る」と決意を口にした。