読売テレビ(大阪市中央区)の4代目PR隊長に新人の黒木千晶アナウンサー(22)が就任し31日、前任の諸国沙代子アナ(24)から同局で引き継ぎ式を行った。

 “素顔メーク”にほっそりとした脚、朗らかな笑顔が特長の黒木アナは、横浜出身で青学大卒。今年4月に入社し「関西生活はまだ4カ月」というが、大阪受けしそうな天然キャラをさく裂させた。

 特技を聞かれると「レジ打ちです!」と即答。大学時代に各所で3年、アルバイトをしていたが「最初の研修後は、3年間で1度もミスがなかった」そうで「(番組で共演した)ガダルカナル・タカさんから『ミス0円』と命名されました」と、誇らしげにアピールした。

 いじられることを喜べる性格は、関西向きだ。趣味の歌舞伎では、ひいきに上方歌舞伎の「片岡仁左衛門さん」とあげた。

 大阪へ転居後は「夜の新世界へ行ってみたら、テレビで見るような酔っ払った方が本当にいらして、びっくりしました。瓶の焼酎を手にウロウロしていて…」。行動力もあるようで、将来の夢には「報道キャスター」を掲げた。

 そんな新人アナに、2年目の諸国アナは「多少の失敗があっても死なない」「(言葉を)かんでも死なない」とアドバイス。「(新人アナのPR隊長は)体を張ることが多いけれど、彼女はできると思う」と太鼓判も押した。

 諸国アナも元「ミス東大」と注目され、新人イヤーを駆け抜けてきた。この1年で成長し、すっかり“先輩”の顔に。「はい。変わりましたね。まず、変わったのは体形ですけど…」と、1年前より豊かになったボディーについて、自虐ネタも披露してみせた。

 新人の黒木アナは、9月いっぱいは諸国アナのPR番組に出演して勉強を続け、10月1日から同局番宣番組「Let‘s Go! チアキちゃんねる」をスタート。PR隊長として独り立ちする。