福山雅治(47)が18日、都内で主演映画「SCOOP!」(10月1日公開、大根仁監督)の完成披露イベントに出席した。

 黒いスーツ姿で福山が登場すると、女性中心の観客800人から絶叫に近い歓声が上がった。吉田羊(年齢非公表)も「『生』福山雅治に興奮していると思いますけども、私も撮影以来、久々に○×△…」とかんでしまい、「かむほど興奮してます」と笑わせた。

 福山は堕落した週刊誌の腕利きカメラマンを演じた。二階堂ふみ(21)演じる新米記者と組んでスクープを連発する役どころ。出演を引き受けた理由を「撮られる側として興味あった。どういう撮り方、追い掛け方をしてるかと」と明かした。

 普段は着ない派手なシャツに革ジャン姿に慣れるため、クランクイン1カ月前から衣装を着て生活していたという。「家でもそれを着て、服のままレコーディングをしたりしていた。着慣れないと、この役はダメだと思った。自分は上手な役者ではなく、パッと入れるわけではないから」と、謙そん気味に話していた。

 福山の相棒役の二階堂には、大根監督が意外な場所で出演を打診したという。2年前に都内でフリーマーケットを開いた際、二階堂が遊びに来た。「『来年、福山雅治さん主演で映画を撮るけどやらない?』って言いました。直感で絶対に合うと思った」。思わぬオファーに二階堂も驚いたが、「事務所を通してとかじゃなく、監督から話をいただけるのは光栄。うれしかった」と快諾したという。一方で、雑誌の副編集長役の滝藤賢一(39)は、注目作への出演理由を「助演男優賞が狙えるポジションに行ける。僕もそろそろ40だし、賞が欲しいですよ」とぶっちゃけた。

 福山とリリー・フランキー(52)は13年の「そして父になる」で共演したが、吉田も同作に出演していたことを明かした。「以前、『そして父になる』で(福山の)元カノ役として」。映画では後ろ姿しか映らず、せりふが少しあっただけで、「尺の都合でカットされました」と苦笑いしていた。