ももいろクローバーZ佐々木彩夏(20)が19日、横浜アリーナで初のソロコンサートを行った。ソロ公演は、メンバーでは高城れに(23)有安杏果(21)に続く3人目。

 バンドメンバーを従えてステージに立つと、自身ソロ曲やももクロ楽曲に加え、「大好き」という浜崎あゆみや「憧れ」という松田聖子など幅広い楽曲をカバーした。「5人では見せられないものを」という思いから、布袋寅泰「バンビーナ」、JOURNEY「Separate Ways」では真っ赤なエレキギターをかき鳴らした。選曲は「ママとカラオケで考えました」。20歳らしい一面を見せた。

 ももクロといえば個性的な衣装が浮かぶが、この日はアイドル全開。ショートケーキがあしらわれたワンピースやウエディングドレス風の衣装など、9パターンを着こなした。髪形もツインテール、ポニーテールとウィッグを使い多彩に操り、ピンク一色の会場を沸かせた。

 アンコールでは「クレイジーな曲になっています」という、ソロ新曲「あーりんはあーりん」(9月28日配信)も初披露。作曲したヒャダインも応援に駆けつける中「あーりんあーりん!」コールで会場一体となり盛り上がった。途中「横アリがこんなピンクに染まるなんて…」と目を潤ませる場面もありながら計25曲を歌い上げ、約1万2000人の観客を盛り上げた。