菅野美穂(39)が主演のTBS系主演ドラマ「砂の塔 知りすぎた隣人」(金曜午後10時)の11日5話目の平均視聴率が10・1%(関東地区)だったことが14日、ビデオリサーチの調べでわかった。

 「砂の塔」は10月14日初回が9・8%、2話目9・6%、3話目が8・6%、4話目が9・5%で、5話目で初の2ケタとなった。

 菅野はフジテレビ系「結婚しない」以来、4年ぶりのドラマ主演。夫と2人の子供と引っ越したタワーマンションの住民間の階級社会に悩む妻を演じる。現代の社会問題にもつながる話だ。

 11日は、生方(岩田剛典)に励まされ、落ち着いた様子で自宅へ戻った亜紀(菅野美穂)は、まさか息子の和樹(佐野勇斗)に見られていたとは知らず、生方に巻いてもらったストールをそっと隠し、夫(田中直樹)に謝る。

 亜紀と生方の様子にショックを受けた和樹は、家に帰れないでいた。そこへ親しげに寄り添っていたのは、弓子(松嶋菜々子)だった。和樹も自宅へ戻るが、心配し、捜しに行こうとしていた亜紀に見向きもせず、部屋に閉じこもってしまう、という回だった。