25日に急死した英人気ポップデュオ「ワム!」の元メンバー、ジョージ・マイケルさん(享年53歳)の死因についての捜査が進められる中、最初の検視の結果、死因が判明しなかったことがわかった。

 米情報サイトE!などによると、英テムズ・ヴァレー警察は現地時間の30日、「ジョージ・マイケルさんの死に関する捜査の一環として、昨日、検視が行われた。死因を結論づけることはできず、今後さらに検査が行われる。これらの検査結果が明らかになるまで、あと数週間かかる。マイケルさんの死は不可解ではあるが、疑わしくはない」との声明を発表した。

 マイケルさんは25日朝、自宅のベッドで亡くなっているのを長年の恋人ファディ・ファワズさんに発見された。マイケルさんの長年のマネジャーは同日、メディアの取材に対し、「マイケルは心不全により、自宅のベッドで安らかに亡くなっていた」とコメント。警察も当時、「疑わしい状況は何もない」と発表していた。

 マイケルさんは長年にわたり、麻薬依存症と闘っており、今年初めにはヘロインの過剰摂取で病院で治療を受けていたと、英テレグラフ紙は報じている。さらに、数カ月前から激太りに苦しんでいたとも報じられている。(ニューヨーク=鹿目直子)