童謡「森のくまさん」の日本語の歌詞を手掛けた大阪府の馬場祥弘さん(72)が18日、替え歌の芸を収録したCDで著作者としての人格権を侵害されたとして、タレントのパーマ大佐(23)と制作、販売したユニバーサルミュージックに慰謝料300万円の請求を通知した。過去の主な歌詞改変騒動は以下の通り。

 05年と06年のNHK紅白歌合戦で、森進一が「おふくろさん」の冒頭にセリフを入れて歌ったことに、作詞家川内康範さん(享年88)が激怒。一時、同曲歌唱を禁止したが、08年4月に川内さんが死去し、同11月に遺族側と和解した。また、14年には、沢田知可子の代表曲「会いたい」の歌詞改変や題名変更をめぐり、作詞した沢ちひろさんが発売元のレコード会社などを相手に損害賠償を求めた訴訟を起こしたが、15年に取り下げられた。