これから本格的な花見シーズンを迎えるが、個人的に驚いたことがあった。現役女子大生歌手、井上苑子(19)が主題歌を披露した映画「ReLIFE」(古沢健監督、4月15日公開)特別イベントを東京・SHIBUYA109前で行った。

 話題が花見に及んだ。井上は「私は大好き! (東京)中目黒の桜並木を歩いたりするだけで楽しい」とウキウキした表情で話す一方、ゲスト出演した俳優中川大志(18)は「花は見ないです…」と恐縮した表情を見せた。

 司会者から「花見をしないの!?」と聞かれると、中川は「通りすがりで見るぐらいですね。でも、今年はキャストのみなさんと行きたいですね」と花見に前向きな姿勢を見せた。司会者が集まった10代女性ファンに「若い子は花見をしないの?」と聞くと、ファンは口々に「しなーい」と答えていた。

 井上も10代とはいえ、これほど10代が花見をしないとは、少なからずビックリした。記者が10~20代当時は毎年必ず花見をしたし、友人らと相当量飲酒し、記憶をなくしかけた苦い思い出も含め、今振り返ると、楽しかった印象しかない。

 勝手な意見だが、花見は楽しい日本文化の1つだと思っているので、将来なくならないと良いのだが…。