女優有村架純(24)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「ひよっこ」(午前8時)の8日の平均視聴率が20・1%(関東地区)だったことが10日、ビデオリサーチの調べで分かった。これまでの最高は第3話の19・7%だったが、初めて20%の大台を突破した。

 有村の朝ドラ出演は、ヒロインの母の少女期を好演した13年度前期「あまちゃん」以来2度目。

 同ドラマは東京五輪が開催された1964年から始まる物語。集団就職で茨城から上京するヒロインの青春を描く。

 8日は、父実(沢村一樹)が出稼ぎから茨城県の北西部・奥茨城村に戻ってくる。洋食屋「すずふり亭」で店主の鈴子(宮本信子)が持たせてくれたカツサンドを手土産に帰る。みね子(有村架純)らと笑顔で稲刈りに励む。楽しい時間はあっという間に過ぎてしまう。「脱穀までやれなくて」とわびる実。「稲刈りお疲れ様でした」と家族は感謝する、という回だった。