TOKIO山口達也(46)が26日、都内で会見を開き、今年2月に都内の自宅マンションで、女子高生に無理やりキスをするなどしたとして、警視庁から強制わいせつ容疑で書類送検された件を謝罪した。

 山口は飲酒し、酩酊(めいてい)状態でキスした女子高生について「好感の持てる方」と語った。一方で、事件が発生した2月12日から、取り調べを受ける3月末まで、自らが犯罪に当たる行為をした自覚がなかったことを吐露した。主な一問一答は、以下の通り。

 -酒量はどれくらい?

 山口 焼酎の瓶を1本くらいは飲んでいたと思われます。

 -女性にはお酒を勧めた?

 山口 私は勧めていないと思うんですけど、捜査中なので詳しいことは申し上げられません。すみません。

 -入院していた。アルコール依存症か?

 山口 肝臓が疲れていたり、仕事が忙しかったので、家にいるよりは病院にいた方がいいという会社の判断で病院から仕事に通うという形を取っていました。

 -自宅にいたのは(女性2人含め)3人で、男性は自分1人?

 山口 はい、そうです。

 -他の未成年の女性と自宅で飲んだことは?

 山口 ありません。

 -女性とはどのような形で知り合った?

 山口 何度も会っている女性です。

 -どういう存在?

 山口 すごく好感の持てる方です。

 -五輪、パラリンピックアンバサダーなど社会的な立場もあるという意識は?

 山口 気がゆるんだというか、私1人の仕事ではないという意識が欠けていたんじゃないかなと思います。

 -アルコール依存はあった?

 山口 でも、依存という感じではないと自分では思っていて…ただ控えなきゃいけないとは思っていた。

 -酩酊(めいてい)状態の程度は?

 山口 お酒を飲む人だったら分かるかも知れませんが、寝てしまったり…でも(女子高生と飲んだ当時は)下を向きながらしゃべっていたと聞いたので。

 -今回、どうしてメンバーと事務所への報告が遅くなったのか?

 山口 事件の発生は2月12日。警察から私のところに連絡が来たのは3月末。そこから取り調べが始まって。こういうことがありましたと言うのが怖かった。

 -報じられるまで、どういう思いで仕事した?

 山口 (捜査されていると)知らずに仕事していたのが、すごく情けなくて。その間、彼女が本当につらい思いを1カ月間して、したくない話を警察に聞かれ、思い出し苦しむ日々を送っていたと思うと…本当に言葉にならないです。本当に申し訳ない。

 -女性の方から連絡は来ず、全く取らず、気付かなかった?

 山口 はい。

 山口は終始、涙を流して反省しつつも、自身が犯したことの重大さを分かっていないと吐露し、取材陣の質問はその点に集中した。【村上幸将】