東山紀之(44)と生田斗真(25)が世界的演出家、蜷川幸雄氏の舞台に出演することが4日、発表された。作家三島由紀夫の「サド侯爵夫人」と「わが友ヒットラー」の2作品。来年2月に東京・渋谷のBunkamuraシアターコクーンで同時上演される。

 2人は「サド侯爵-」で女性役に挑戦。東山はスキャンダルまみれのサド侯爵を愛でかばい続ける貞淑な夫人、生田は無邪気と無節操さを併せ持ち、サド侯爵と行動を共にする夫人の妹を演じる。

 一転して「わが友-」で東山は誇り高い軍人、エルンスト・レームを、生田はアドルフ・ヒトラーを演じる。両作品の登場人物は数人。「サド侯爵-」は女性役だけの作品で、「わが友-」は男性役だけ構成される。各時代を代表する怪物的な人物を中心に描かれ、男女の不可思議を浮き彫りにする。

 [2010年10月5日6時0分]ソーシャルブックマーク