テレビ朝日は28日、サッカー韓国代表のMF奇誠庸選手のアジア杯日韓戦での「サルまね」問題を取り上げた27日昼の情報番組「ワイド!スクランブル」で、「(日韓戦の)観客席の旭日旗」と紹介した写真が、別の試合のものだったとして番組内で訂正、謝罪した。

 同局によると、27日の放送で、韓国のテレビ局が放送した旭日旗の映像を転用した韓国紙掲載の写真をフリップで紹介。しかし写真は、昨年のW杯南アフリカ大会で日本対オランダ戦の観客席に掲げられた旭日旗だったという。同局広報部は「写真の使用許可を得る際、十分確認しなかった」としている。

 奇選手の行為は、旧日本軍が使用していた旭日旗を見て、怒りを抑えられなかったためとされている。

 [2011年1月28日18時56分]ソーシャルブックマーク