人気アニメ「ポケットモンスター」のキャラクター、ピカチュウに似ていると指摘された山口県宇部市のエコキャラクター「エコハちゃん」について、宇部市は11日の記者会見で、今後着ぐるみを使用しない、と発表した。イラストは「類似性は認められない」として今後も使う。

 久保田后子市長は「ポケモンブランドへの影響や、多くの指摘を受けたことを考慮した。こういう形で有名になるとは思わなかったが、今後はイラストを活用していきたい」と話した。

 宇部市によると、エコハちゃんは市内の資源リサイクル業者団体がデザインし、大阪市内の業者に着ぐるみを発注した。8月1日に着ぐるみが地元のテレビで放映されると「ピカチュウに似ている」とインターネット上で話題になり、市には10日までに苦情など96件の意見が相次いだ。

 市は5日にポケットモンスターのブランドマネジメント会社に経緯を説明。「着ぐるみの使用は控えてほしい」と伝えられたという。