先日公開された「マレフィセント」を筆頭にディズニー映画の実写化が人気となっているが、実写版ピーターパン「Pan」(原題)が来年夏に全米での公開を予定されている。注目すべきポイントは、なんといってもその豪華キャスト陣である。

 米ワーナーブラザーズ製作で、イギリスの映画監督ジョー・ライト(41)がメガホンを取る。ストーリーは原作と少し違い、ネバーランドに迷い込んだ孤児の少年が、海賊たちと戦い、その少年が後のピーターパンとして知られていく内容となっている。

 気になるキャスト陣を紹介すると、本作の悪役である黒ひげ役を「レ・ミゼラブル」チームからヒュー・ジャックマン(45)が、物語に登場するダーリング家の母親であるメアリー役をアマンダ・セイフリード(28)が演じる。さらに、インディアンのタイガーリリー役を「ドラゴンタトゥーの女」で一躍有名となり、現在公開中の映画「her」など話題作に次々出演しているルーニー・マーラ(29)が、そしてマーメード役を映画二作品目となるイギリスのスーパーモデル、カーラー・デルヴィーニュ(21)が演じる。

 一方で、話題作ともなればさまざまな点が注目される。最近では、白人であるルーニー・マーラが、ネーティブアメリカンであるタイガーリリーを演じることを疑問視する声があり、ツイッターやインスタグラムで”#NotYourTigerLily”のハッシュタグがつけられてしまう出来事もあった。その一方で、ヒュー・ジャックマンが役作りのための丸刈り頭を披露するなど、公開が待ち遠しくなるニュースも届いている。2015年7月17日に全米で公開予定である「Pan」、その豪華キャストが繰り広げるファンタジー映画に期待が集まる。【ハリウッドニュース編集部】