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 JAPANが1日、横浜アリーナで2日間の公演を終えた。国内での公演は4年ぶり。2日間で2万2000人が集まった。今月11日に開催するニューヨーク・マディソンスクエアガーデン公演の前哨戦としてのライブとなった。

 公演は海外を含めても11年バンコク以来。Toshl(48)は4曲目を歌い終えると、久々の雰囲気や、大声援を楽しむかのように叫んだ。「お前たちの声を聞かせてくれー」。煽られたファンは「オー」「Toshl」「YOSHIKI」など地鳴りのような大歓声応えた。続けざまにToshlは「いとしいいとしいお前たちに、本当に久しぶりに会えて俺たちうれしいぜ」とファンとの再会を喜んだ。

 最後のMCでは、2011年のワールドツアーなどを振り返りながら、YOSHIKIが大号泣。「みんなの風が押してくれるから世界に飛び立てる。俺たちの翼はボロボロだけど、傷だらけだけど、みんなが応援してくれる限り前に進める」。

 そして11日に行われる念願のニューヨークでの公演をあらためて報告した。「これから僕らはマディソンスクエアガーデンに向かって旅立ちます」。そしてメンバーの名前を1人ずつ呼び上げた。そしてこう付け加えた。「TAIJI、HIDE」。亡くなったメンバーの名前だった。現在5人で活動しているが「7人のX(エックス)で、世界に向かって頑張ります。これからもよろしくお願いします」と宣言した。

 チケットは発売開始1秒で完売。この日は新曲「HERO」(発売日未定)や代表曲「紅」「X」など19曲を披露した。このライブは全国各地の映画館でパブリックビューイングされ、WOWOWでも放送された。