映画「ゴジラ」シリーズの第1作から60年となる3日、東京・世田谷区は、同区成城の東宝スタジオで生まれたゴジラが「あらゆる世代に感動と衝撃を与えた」として功労をたたえ、表彰した。

 スタジオ内のゴジラ壁画前で行われた表彰式で、東宝の市川南取締役(48)は「ゴジラに代わってお礼を申し上げる」と話した後、続編が決定している新作のハリウッド版「GODZILLA」について「4年後をめどに作っている」と明かした。続編の時期に関しては、東宝側が言及するのは初めてとなった。

 ゴジラは全30作品中28作品が同スタジオで生まれた。世界的な人気を誇るゴジラも「世田谷生まれの世田谷育ち」で、感謝状が贈られたことに地元のファンも大喜び。区内在住の56歳男性は「感慨深い。私のとってのスターは王、長嶋、ゴジラだった」。スタジオ近くに住む18歳男性も「世界に誇るゴジラが、近所で作られていて誇り高いです」と話した。