女優の三船美佳(32)から離婚を求める訴訟を起こされたロックバンド、THE虎舞竜の高橋ジョージ(56)が17日、東京・渋谷区の所属事務所で取材に応じた。

 今の心境を「正直、夫婦としてやり直せたらいいなと思っている」と吐露。「残り1パーセントであっても。今の気持ちとしては。ここまでやってきた夫婦なのだから、落ちちゃうかもしれないけど、踏ん張りたい」と語った。その上で「彼女と子どもの人生を優先してやりたい。彼女は仕事も頑張っているので温かく見守ってほしい」と話した。

 13年12月から始まった別居の経緯についても言及。「(三船の)身体の調子がよくなかった。大阪でレギュラーが3本あるから、大阪で拠点を構えたいという話だった。移動の負担がかかってた半年で帰ってくると思ってた」。だが三船の大阪の住所は知らず、電話もつながらずメールも返信がないという。「僕がそっとしてあげるのが最大の治療と思った」と説明した。「彼女と会って話がしたい」と望んだ。

 離婚の前兆は、三船と最後に会った2月上旬にあった。夫婦でイベントに出演後、買い物や食事をした。三船の近況を案じた高橋が「どうしたの?」と三船に問うと、三船は下を向きうつむいていたという。高橋が「ひょっとしたら円満離婚?」と言うと、三船は軽くうなずいたという。その後、三船から「離婚」という言葉は出されなかったとのことだが「あなたを支えきれなくなったのよ」と告げられたと明かした。

 三船は10歳になる娘の親権を求めているが、高橋は親権について「争う気はない。だけど会えない状況が続いている。会わせてもらって娘の意見を尊重したい」と語った。

 三船については「最大に感謝してる。恨みも憎しみもない。こういうことになって心配してる」と気遣い「僕が知り合った中で間違いなく最高の人」と話した。

 2人は98年9月に結婚。当時高橋は40歳、三船は16歳で、年の差夫婦として話題を呼んだ。おしどり夫婦として知られたが、最近では、夫婦そろってのメディア露出がなくなっていた。